[11a-S223-1~10] 13.8 光物性・発光デバイス

[11a-S223-6] 電子スピン共鳴法とリートベルト法による青色発光蛍光体 Sr₃MgSi₂O₈:Eu²⁺のEu周りの配位状況

〇宮川 勇人¹、小野 綾音¹、佐藤 まみ¹、上原 一希¹、神垣 良昭²、岡本 慎二³ (1.香川大学創造工、2.EBL、3.東京化学研究所)

キーワード：Sr3MgSi2O8、Eu、蛍光体

青色蛍光体Sr₃MgSi₂O₈:Eu²⁺が示す黄色発光の機構解明を目的とし、電子スピン共鳴（ESR）法とX線回折リートベルト法によりEu周りの配位状況を検証した。ESR積分スペクトルからEu周りの一軸対称性の焼成温度に依存した変化が確認できた。リートベルト解析の結果から、不純相であるSrSiO₄においてEuに極端に近いOが存在することがわかった。また1200℃焼成試料の電荷密度分布においてEuの孤立が確認できた。