2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[11a-W611-1~11] 8.4 プラズマライフサイエンス

2019年3月11日(月) 09:00 〜 12:00 W611 (W611)

栗田 弘史(豊橋技科大)、呉 準席(大阪市立大)

11:45 〜 12:00

[11a-W611-11] プラズマを用いた植物細胞への分子導入のエンドサイトーシス依存性の役割

池田 善久1、西 雅明1、宮本 聡一朗1、木戸 祐吾2,1、佐藤 晋3,1、小林 括平4、神野 雅文1 (1.愛大院理工、2.パール工業、3.ワイ’ズ、4.愛大院農)

キーワード:タバコ細胞、分子導入、エンドサイトーシス

著者らは、タバコ葉にプラズマ照射を行い、表皮細胞に2 MDaの蛍光分子(FITC-Dextran)を導入することに成功した。また、プラズマ照射された葉のワックスおよびクチクラ層が減少することも確認しており[1]、これらの層が除去された箇所から蛍光分子が表皮細胞近傍に移行し、細胞内に導入されていると考えられる。しかし、蛍光分子が細胞壁および細胞膜を通過する機序は不明である。今回、クラスリン依存エンドサイトーシス阻害剤を用いて、植物細胞への分子導入機序におけるエンドサイトーシスの寄与を明らかにした。