[11a-W621-1~8] 17.1 カーボンナノチューブ，他のナノカーボン材料

△ [11a-W621-5] 真空中通電加熱処理による乾式CNT紡績糸熱電変換素子の物性向上

〇大元 一輝¹、井上 寛隆¹、羽田 真毅^1,2、西川 亘¹、山下 善文¹、林 靖彦¹ (1.岡大院自然、2.筑波大)

キーワード：カーボンナノチューブ、熱電変換素子、通電加熱

CNT紡績糸を用いた熱電変換素子は従来の熱電変換材料に比べ性能は劣るが，柔軟性や低毒性に優れた点を持つことから期待が高まっている．本研究では，CNT紡績糸に対し真空中通電加熱処理を行うことで表面改質によりドーピング効果を高めゼーベック係数，導電率の向上を試みた．その結果，未処理のCNT紡績糸に比べ熱電性能が大幅に向上した．本研究から真空中通電加熱処理という前処理プロセスが性能指数向上に有効であることを示した．