[11p-M111-1~19] 12.1 作製・構造制御

△ [11p-M111-3] pMAIRS-CLS法を用いたペンタセン前駆体薄膜の熱転化反応の定量的解析

〇藤原 龍以¹、塩谷 暢貴¹、冨田 和孝¹、下赤 卓史¹、長谷川 健¹ (1.京大化研)

キーワード：ペンタセン、溶液プロセス、pMAIRS法

有機溶媒に難溶なペンタセン（PEN）の薄膜を溶液プロセスで得るには，可溶性ペンタセン前駆体（SAP）を用いて製膜後，熱転化反応させるとよい．本研究では，熱転化反応の過程をpMAIRSスペクトルで追跡した．その結果，熱転化反応はSAPおよび2種類の異なる結晶多形からなるPENの3成分系であることがわかった．さらに，CLS回帰法を用いて，3成分の量的変化を定量的に明らかにすることができた．