2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » ナノバイオ分野での実験と計算の連携・融合:脂質膜と膜タンパク質

[11p-M121-1~10] ナノバイオ分野での実験と計算の連携・融合:脂質膜と膜タンパク質

2019年3月11日(月) 13:30 〜 17:45 M121 (H121)

手老 龍吾(豊橋技科大)、望月 祐志(立教大)

17:30 〜 17:45

[11p-M121-10] 完全混合する脂質二重膜中でコレステロールが誘起するマイクロドメイン形成

〇(M2)ゴー ウェイ シェン メルヴィン1、平野 愛弓2、庭野 道夫3、手老 龍吾1 (1.豊橋技科大、2.東北大、3.東北福祉大)

キーワード:膜融合、微小ドメイン、脂質二重膜

膜タンパク質の再構成には膜融合が必要である.しかし,一般的にプロテオリポソームと人工脂質二重膜の融合率は低く,人工脂質二重膜系における膜タンパク質研究のボトルネックとなっている.本研究ではeggPC+PE+Chol-SLB内でプロテオリポソーム(PL)融合のサイトとして働く微小ドメインについて,不飽和度の異なるPEを用いて脂質組成依存性を検討することで,PL融合効率の向上の機構を明らかにした.