2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[11p-S011-1~18] 21.1 合同セッションK 「ワイドギャップ酸化物半導体材料・デバイス」

2019年3月11日(月) 13:45 〜 18:45 S011 (南講義棟)

佐々木 公平(ノベルクリスタルテクノロジー)、西中 浩之(京都工繊大)、池之上 卓己(京大)

14:45 〜 15:00

[11p-S011-5] パルスエキシマレーザー照射によるβ-Ga2O3薄膜の室温固相エピタキシーにおける結晶化過程の評価

〇(M1)森田 公之1、大賀 友瑛1、土嶺 信男2、金子 智3,1、松田 晃史1、吉本 護1 (1.東工大物質理工、2.豊島製作所、3.神奈川県産技総研)

キーワード:酸化ガリウム、ワイドギャップ、固相エピタキシー

β型酸化ガリウム(β-Ga2O3)は約4.9 eVのバンドギャップを持つワイドギャップ半導体であり、紫外域のオプトエレクトロニクスをはじめ高耐圧パワーデバイスなどへの応用が期待されている。我々はNiO緩衝層による成膜温度の低温下や、室温エキシマレーザーアニーリング(ELA)による低温合成などについて報告してきた。短パルス幅な紫外パルスレーザーを用いるELAでは、前駆体のバンドギャップに応じた波長を選択することによる半導体の効率的なエネルギー吸収と極短時間の結晶化を誘起することが可能となる。
本研究では透過型電子顕微鏡(TEM)によるβ-Ga2O3のエピタキシャル成長の観察や、照射パルス数などELA条件が結晶性・配向性、表面モフォロジーに及ぼす影響について検討した。