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[11p-S622-10] PHITSにおけるイオンの飛跡構造計算機能の開発
キーワード:放射線輸送計算コード、飛跡構造計算機能、陽子・炭素イオン
放射線と物質の相互作用研究において、PHITS のような汎用放射線輸送計算コードは、ナノスケールの微視的空間領域で誘発される放射線作用を研究する分野への適用も期待されている。そのため、これまでの電子に加えて、陽子及び炭素イオンの微視的挙動及び分子レベルのエネルギー付与量 を解析するため、飛跡構造計算機能をPHITSへ実装した。これにより、分子レベルの放射線分解・反応が関与するDNA損傷の推定等への適用が期待される。