2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.9 化合物太陽電池

[11p-W321-1~14] 13.9 化合物太陽電池

2019年3月11日(月) 13:45 〜 17:30 W321 (W321)

渡辺 健太郎(東大)、庄司 靖(産総研)

14:00 〜 14:15

[11p-W321-2] HVPE法によるトンネル接合に向けた高濃度ドーピングの検討

大島 隆治1、庄司 靖1、牧田 紀久夫1、生方 映徳2、菅谷 武芳1 (1.産総研、2.大陽日酸)

キーワード:III-V族化合物半導体、太陽電池、ハイドライド気相成長法

我々は、製造コストの低減を目指してHVPE法を用いたIII-V族太陽電池の開発を行っている。今回、多接合太陽電池の実現に向けたGaAsへの高濃度ドーピングとトンネル接合を検討した。DMZnを用いたp型ドーピングでは1019cm-3以上のキャリア濃度を達成した一方で、H2Sを用いたn型では5x1018cm-3で飽和した。しかし、Sを過剰にドープしたn層をトンネル層に用いることにより、5A/cm-2のピークを有するトンネル電流が欠陥を介して発生することが分かった。