2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

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[11p-W933-1~11] 結晶工学×放射光シンポジウム

2019年3月11日(月) 13:30 〜 18:45 W933 (W933)

高橋 正光(量研機構)、谷川 智之(東北大)、佐々木 拓生(量研機構)

17:45 〜 18:15

[11p-W933-10] その場放射光X線回折による結晶成長研究の進展

高橋 正光1 (1.量研)

キーワード:X線回折、その場測定、結晶成長

原子・分子レベルの素過程からマクロな秩序構造が形成される結晶成長は、本質的にマルチスケールな現象である。そのような現象を理解するにあたって、原子間距離と同程度以下の波長と、ミクロンオーダーの空間コヒーレンス長を持つシンクロトロンX 線は、ミクロからマクロな構造スケールを連続的にカバーできるすぐれたプローブである。本講演では、放射光施設SPring-8 における我々の研究を含めた結晶成長中のその場X 線回折の現状を紹介するとともに、近年世界中で進展が著しい高輝度放射光源の利用により期待される今後の展開を議論する。