[11p-W935-1~11] 3.8 光計測技術・機器

[11p-W935-6] ポンプ・プローブ分光計測のための雑音打消し位相検波法におけるブートストラップ法によるフォトダイオードの接合容量打消しの効果

〇瀬戸 啓介¹、小林 孝嘉²、徳永 英司¹ (1.東理大、2.電通大)

キーワード：レーザー分光、ノイズキャンセル、誘導ラマン

我々は誘導ラマン散乱法などのポンプ・プローブ法で信号雑音比(S/N)を向上させるため、試料計測によるプローブ光の強度変化を強度雑音とは独立にパルス繰り返し位相へ変換する位相検波法を開発してきた。本研究では位相検波法のS/Nを制限しているフォトダイオードの接合容量の光雑音による変動を打ち消すブートストラップ法を適用し、散弾雑音限界を達成した。さらにフォトダイオードの負荷に用いた共振回路のＱ値の効果も調べる。