2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.5 有機太陽電池

[12a-S221-1~12] 12.5 有機太陽電池

2019年3月12日(火) 09:00 〜 12:15 S221 (S221)

尾坂 格(広島大)、佐野 健志(山形大)

09:30 〜 09:45

[12a-S221-3] PTzNTz高分子太陽電池の長寿命電荷状態のオペランド光誘起ESR分光観測と性能劣化機構の解明

薛 冬1、神谷 晨平1、斎藤 慎彦2、尾坂 格2、丸本 一弘1,3 (1.筑波大数物、2.広島大院工、3.筑波大エネ物質科学セ)

キーワード:電子スピン共鳴、有機太陽電池、劣化機構

高分子太陽電池は低製造コスト、大面積化可能、フレキシブル等の特徴を持つため盛んに研究されている。近年、変換効率は著しく向上しているが、内因的な劣化機構は未だに未解明である。高分子PTzNTzを用いた逆型高分子太陽電池は高変換効率と高安定性であることから注目されている。電子スピン共鳴(ESR)分光はミクロな視点で有機デバイス内部の電荷状態や分子配向などを観察し、素子の劣化機構を解明できる手法である。本研究では、オペランド光誘起ESR分光法をPTzNTz高分子太陽電池に適用し、素子中の電荷状態を微視的な観点から直接的に解明し、素子特性の劣化機構を研究したので報告する。