2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

15 結晶工学 » 15.1 バルク結晶成長

[9a-S422-1~13] 15.1 バルク結晶成長

2019年3月9日(土) 09:00 〜 12:15 S422 (S422)

横田 有為(東北大)、荻野 拓(産総研)

09:30 〜 09:45

[9a-S422-3] Cz法による1インチ径 Li(Ca0.73Sr0.25Eu0.02)AlF6中性子シンチレータ
単結晶の育成とシンチレーション特性

折口 和也1、横田 有為2、吉野 将生1、山路 晃広1、大橋 雄二2、黒澤 俊介2,3、鎌田 圭2,4、吉川 彰1,2,4 (1.東北大金研、2.東北大NICHe、3.山形大理、4.C&A)

キーワード:中性子シンチレータ、Eu:LiCSAF、バルク

Eu:LiCSAFは中性子捕獲断面積の大きい6Liを含有する中性子シンチレータであり、中性子励起下で高い発光量(20,000~30,000 photons/neutron)を示すことから有望な中性子シンチレータ結晶として期待されている。マイクロ引き下げ法を用いた先行研究により、Eu:LiCSAF単結晶はSr濃度が25%で最大の発光量を示すことが明らかとなっている[2]。これを実用化するためには、結晶の大型化が必要であるが、本材料ではこれまで大型化の取り組みがされていない。そこで、我々はチョクラルスキー(Cz)法を用いて1インチ径Eu:LiCSAF単結晶を育成し、その相分析、組成分析およびシンチレーション特性評価を行った。