2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[9a-W321-1~11] 23.1 合同セッションN「インフォマティクス応用」

2019年3月9日(土) 09:00 〜 12:00 W321 (W321)

知京 豊裕(物材機構)

09:15 〜 09:30

[9a-W321-2] フォノン物性や電場中の原子ダイナミクスの解析に向けたニューラルネットワークポテンシャルの構築

小倉 正義1、守屋 孝紀1、李 文文2、清水 康司1、南谷 英美1、〇渡邉 聡1,3 (1.東大工、2.産総研CD-FMat、3.物材機構MaDIS)

キーワード:ニューラルネットワーク、フォノン分散、ボルン有効電荷

ニューラルネットワーク(NN)と第一原理計算データに基づく原子間ポテンシャルは、計算の信頼性と高速性を並立させることができ、原子ダイナミクスに関わる諸問題の計算解析に有力な手法である。しかし、フォノン物性や電場下の原子移動の解析には、これまでのNNポテンシャルは不十分である。本研究では、これら2つの課題の解決に向けた取り組みを報告する。具体的には、GaN結晶のフォノン分散を高精度に予測するNNポテンシャルとアモルファスLi3PO4中の各原子のボルン有効電荷を予測するNNを開発した結果を紹介する。