2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.2 評価・基礎物性

[10a-Z25-1~9] 12.2 評価・基礎物性

2020年9月10日(木) 09:00 〜 11:30 Z25

山田 洋一(筑波大)、渋田 昌弘(大阪市大)

11:00 〜 11:15

[10a-Z25-8] 角度分解低エネルギー逆光電子分光法によるHOPGの伝導帯バンド構造の実測

折尾 響1、佐藤 晴輝1、Abd Rahaman Syed A.1、川村 啓太1、吉田 弘幸1,2 (1.千葉大院工、2.千葉大分子キ)

キーワード:伝導帯, グラファイト, 光電子分光

グラファイトは代表的な2次元層状物質である。しかしその伝導帯のバンド構造の研究は停滞していた。我々は高精度で空準位を測定できる低エネルギー逆光電子分光(LEIPS)を開発してきた。最近、角度分解測定に応用した、角度分解LEIPS(ARLEIPS)も開発し、伝導帯観測が可能となった。本研究では、このARLEIPSを高配向熱分解グラファイト(HOPG)に適用した。また、多結晶スペクトルのシミュレーション法を用いて、実験結果と比較した。