2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.6 ナノバイオテクノロジー

[10p-Z12-1~21] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2020年9月10日(木) 12:30 〜 18:45 Z12

渡辺 信嗣(金沢大)、早水 裕平(東工大)、淺川 雅(金沢大)、田和 圭子(関西学院大)、山下 隼人(阪大)

18:30 〜 18:45

[10p-Z12-21] 高圧力による非運動性クラミドモナス軸糸の活性化イメージング

西山 雅祥2、八木 俊樹1 (1.県立広島大、2.近畿大)

キーワード:鞭毛, 高圧力顕微鏡法

緑藻クラミドモナスは2本の鞭毛を使い水の中を自由に泳ぐことができる。本研究では、この軸糸の中央部分(中心微小管やスポーク)を欠失した変異株に着目し、高圧力下で鞭毛運動を観察した。その結果、軸糸変異株が、40-60 MPaの下で、屈曲運動を開始した。高圧力下ではダイニン外腕の活性が上がることで、軸糸微小管の滑り運動、つまり、軸糸構造の屈曲運動が誘導されることが判明した。