18:30 〜 18:45
[10p-Z12-21] 高圧力による非運動性クラミドモナス軸糸の活性化イメージング
キーワード:鞭毛, 高圧力顕微鏡法
緑藻クラミドモナスは2本の鞭毛を使い水の中を自由に泳ぐことができる。本研究では、この軸糸の中央部分(中心微小管やスポーク)を欠失した変異株に着目し、高圧力下で鞭毛運動を観察した。その結果、軸糸変異株が、40-60 MPaの下で、屈曲運動を開始した。高圧力下ではダイニン外腕の活性が上がることで、軸糸微小管の滑り運動、つまり、軸糸構造の屈曲運動が誘導されることが判明した。