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[10p-Z21-13] 一般的なユニタリの線形結合のための量子回路の構成: 分子の光学吸収スペクトルのシミュレーション
キーワード:量子計算
近年、量子コンピュータの実際的な利用が多方面において模索されているが、ゲート操作がユニタリであることがアルゴリズム開発の一つの制限である。本研究ではユニタリ演算子の線形結合として与えられた任意の非ユニタリ演算子を任意の入力状態に確率的に作用させる回路の再帰的構成法を提案する。本手法を用いれば量子コンピュータを用いて分子の光学吸収スペクトルを計算できる。そのシミュレーション結果についても報告する。