2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

10 スピントロニクス・マグネティクス » 10.1 新物質・新機能創成(作製・評価技術)

[11p-Z08-1~19] 10.1 新物質・新機能創成(作製・評価技術)

2020年9月11日(金) 12:30 〜 17:45 Z08

窪田 崇秀(東北大)、小山 知弘(阪大)、増田 啓介(物材機構)

16:45 〜 17:00

[11p-Z08-16] 準安定bcc CoMnFe電極を用いた磁気トンネル接合

池田 純一1,2、一ノ瀬 智浩2、土屋 朋生3,4、小野寺 優太1,2、鈴木 和也2,4、水上 成美2,3,4 (1.東北大工、2.東北大材科研、3.先端スピントロ研、4.スピントロ学連研)

キーワード:スピントロニクス, トンネル磁気抵抗効果

磁気抵抗不揮発性メモリや磁気センサーの更なる高性能化や,新規人工知能デバイスの実現に向けては,より大きなTMR比を発現する新しいMTJ材料の探索やその材料物理の理解が求められる.我々は材料の探索の幅を広げるために準安定相材料に着目した研究を進め,そのうちの一つであるbcc CoMn/MgO素子において室温250%程度,低温600%程度のTMR比を報告した.ここでは,さらにFeを添加したCoMnFe合金/MgO素子の作製とその特性の組成依存性について報告する.