[11p-Z13-1~18] 12.1 作製・構造制御

[11p-Z13-14] アラキン酸－爆轟法ナノダイヤモンド複合系の多層累積膜に関する研究(II)

〇三浦 康弘¹、赤城 嘉也¹、田中 利彦^2,3、青山 哲也³、宮本 和範⁴、内山 真伸^3,4、大澤 映二⁵ (1.浜松医大医、2.福島高専、3.理研CPR、4.東大院薬、5.ナノ炭素研)

キーワード：爆轟法ナノダイヤモンド, ナノシート, 水平付着法

水面上のアラキン酸(C₂₀)の単分子膜の下方に爆轟法ナノダイヤモンド(DND)の水性コロイドを注入すると，C₂₀にDNDが吸着した複合膜が形成する。前回，IRスペクトルの測定結果から，この膜を水平付着法で固体基板に再現性良く累積できることを報告した。今回，我々は，重水素置換を行ったアラキン酸(C₂₀-d₃₉)を用いて，C₂₀-d₃₉－DND複合薄膜を作製してIRスペクトルを測定し，表面の化学種や不純物からの信号とC₂₀-d₃₉からの信号を区別して評価した結果を報告する。