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△ [8p-Z13-5] ハイブリッド配向素子における疑似TNモードの超低電圧駆動スイッチング特性
キーワード:液晶, 弱アンカリング, ツイステッドネマチック
近年、弱アンカリング界面を用いることによる、液晶素子の低電圧駆動化が報告がされている。我々は,弱極角アンカリング界面を利用することで,ハイブリッド配向(HAN)を,ホモジニアス(またはホメオトロピック)配向とし、しきい値電圧を持たず,1 V以下で配向状態の完全な切り替えが可能であることを,数値解析により明らかにしている。本報告では, HANセルにおいて,片側基板のみを弱極角アンカリング界面を適用させることで、電圧無印加時には通常のTN配向となる疑似(Quasi)TN (Q-TN)を提案し、その電気光学特性を解析した。