[8p-Z18-1~16] 9.4 熱電変換

[8p-Z18-14] ワイル強磁性体Co₂MnGa薄膜の面内/面直熱流下での異常ネルンスト効果

〇(M2)上杉 良太¹、肥後 友也^1,2、朱 政¹、近藤 浩太^2,3、酒井 明人^2,4、朝倉 海寛⁴、大谷 義近^1,2,3,5、中辻 知^1,2,4,5,6 (1.東大物性研、2.JST CREST、3.理研 CEMS、4.東大理物、5.東大トランス量子科学機構、6.Johns Hopkins 大)

キーワード：ネルンスト効果, ホイスラー合金, トポロジカル磁性体

異常ネルンスト効果は熱流の垂直方向に発電可能で、熱電デバイスへの応用が期待されているが、その変換効率はゼーベック効果に比べ2桁ほど小さい1μV/Kであることが課題となっていた。しかし近年、トポロジカルな電子構造を持つワイル反強磁性体Mn₃Snで0.35μV/K、ワイル強磁性体Co₂MnGaで6μV/Kの巨大な磁気熱電効果を発揮することが分かってきた。スパッタ法で作製したCo₂MnGa薄膜での面内/面直熱流下での異常ネルンスト効果について報告する。