2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.6 ナノ構造・量子現象・ナノ量子デバイス

[12a-D511-1~10] 13.6 ナノ構造・量子現象・ナノ量子デバイス

2020年3月12日(木) 09:30 〜 12:15 D511 (11-511)

井原 章之(情通機構)、原田 幸弘(神戸大)

09:45 〜 10:00

[12a-D511-2] 核スピン分極の三重安定性

山本 壮太1、大宮 寛太1、笹倉 弘理1、鍜治 怜奈1、足立 智1 (1.北大)

キーワード:量子ドット、核スピン分極

量子ドット中の核スピン分極(NSP)は,量子メモリやキャリアスピン制御に応用できる.これらの実現には,NSPの形成・緩和ダイナミクスを探ることが非常に重要となる.NSPの双安定性は実験と理論の両面から研究されてきたが,本研究ではこれまで報告されていない3つ目の安定状態を実験的に初めて観測した.また,核磁場揺らぎの効果を考慮することで,発見した三重安定状態を説明できることを示した.