2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.2 評価・基礎物性

[12p-A405-1~17] 12.2 評価・基礎物性

2020年3月12日(木) 13:15 〜 18:00 A405 (6-405)

金子 哲(東工大)、大戸 達彦(阪大)、赤井 恵(北大)

17:00 〜 17:15

[12p-A405-14] 自由エネルギー極小化法による結晶化順序に基づいた分子結晶の構造予測

松井 弘之1、都築 誠二2、下位 幸弘2、長谷川 達生3 (1.山形大ROEL、2.産総研、3.東大工)

キーワード:結晶構造予測、ギブズ自由エネルギー、フォノン

分子構造から結晶構造を予測する試みは、これまで主に静止原子モデルに基づいてポテンシャルエネルギーが最小となる構造を探索する格子エネルギー最小化法により行われてきたが、実験では結晶化条件によって準安定の結晶が得られる場合も少なくない。今回我々は、原子振動を考慮した自由エネルギー極小化法に基づき、従来の“最安定構造”の探索ではなく、“結晶化過程で最初に成長する結晶構造”の探索を行うための手法を提案する。