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[12p-A405-4] 単原子ワイヤーにおける室温下での熱散逸機構
キーワード:ナノコンタクト、バリスティック電子系、局所加熱
単分子エレクトロニクス素子では、マクロな電子素子に比して通電時に素子内の電流密度が大きくなるため、顕著な局所加熱が生じる。金単原子ワイヤーは、電子の平均自由工程より小さいサイズの量子構造であり、分子素子のひとつのモデル系として、広く研究されてきた。本研究では、交流電圧下における単原子鎖寿命測定を実施し、その結果を用いて、これまで実験的に調べる術がなかった、室温下での金単原子鎖における熱散逸機構を明らかにすることができたので、その結果を報告する。