2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

2 放射線 » 2.2 検出器開発

[12p-D209-1~17] 2.2 検出器開発

2020年3月12日(木) 13:45 〜 18:15 D209 (11-209)

人見 啓太朗(東北大)、藤原 健(産総研)

16:30 〜 16:45

[12p-D209-11] 粒子線治療中ビーム飛跡画像化のためのYAP(Ce)X線カメラの改良:問題と解決策

山本 誠一1、山口 充孝2、河地 有木2、赤城 卓3、鎌田 圭4、吉川 彰4 (1.名古屋大医、2.量研、3.兵庫粒子線、4.東北大)

キーワード:シンチレータ、イメージング装置、粒子線

粒子線照射時に生じる即発X線を画像化する方法は、ビームの飛程などを評価するために期待できる方法である。今回、2種のYAP(Ce)カメラを開発し、粒子線の画像化を試みた。40-mm × 40-mm × 1-mmのYAP(Ce)を用いたカメラは、高感度、高分解能を有したが、実際の粒子線の測定でアーチファクトを生じた。20-mm × 20-mm × 0.5-mmのYAP(Ce)を用いたカメラは、アーチファクトを生じることなく高感度、高分解能を達成できた。発表では、このような現象を生じた理由を考察し、画像化に重要な点を明らかにする。