2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

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[12p-PA3-1~33] 11 超伝導

2020年3月12日(木) 13:30 〜 15:30 PA3 (第3体育館)

13:30 〜 15:30

[12p-PA3-24] テラヘルツ時間領域分光法を用いた高温超伝導体の面内異方性測定法の開発

末木 聖大1、中村 公大1、Jacques Hawecker2、Juliette Mangeney2、Jerome Tignon2、Sukhdeep Dhillon2、掛谷 一弘1 (1.京大院工、2.パリ高等師範学校)

キーワード:テラヘルツ時間領域分光法、超伝導体

本研究では、超伝導体の電子的な面内異方性を測定する手法として、テラヘルツ時間領域分光法(THz-TDS)を検討する。THz-TDSは、超伝導ギャップよりエネルギーが小さく電子の超伝導状態を観測できる点、電場の偏光を制御できる点で、本研究に有用であると考えられる。試料の前後に偏光子を挿入し、それらを水平に偏光したテラヘルツ波が透過するというセットアップでの透過強度をシミュレーションし、その後YBCOで測定を行った。