2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.4 有機EL・トランジスタ

[12p-PA5-1~34] 12.4 有機EL・トランジスタ

2020年3月12日(木) 16:00 〜 18:00 PA5 (第3体育館)

16:00 〜 18:00

[12p-PA5-29] κ-HgBr薄膜を用いた電界効果トランジスタ

〇(D)相澤 洋紀1、川口 玄太2、山本 浩史2 (1.総研大、2.分子研)

キーワード:有機超伝導、有機トランジスタ、有機モット絶縁体

当研究室では、バンドフィリングが0.5のκ-(BEDT-TTF)Cu[N(CN)2]Brやκ-(BEDT-TTF)2Cu(NCS) 2を用いた電界効果トランジスタ(FET)の作製し、ゲート電界によるキャリアドーピングを用いることで、金属/超伝導への相転移に成功している。今回、約4.3 Kで超伝導相転移し、バンドフィリング(0.45)を有しているκ-(BEDT-TTF) 4Hg2.89Br8(κ-HgBr)という分子に着目した。κ-HgBrを用いたFETの作製をし、このキャリアドープがFET特性にどのように影響を与えるか取り組んだのでその結果を報告する。