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[13a-A307-2] 車載半導体の歴史と今後の展開
キーワード:車載半導体、半導体センサ、自動運転
自動車産業は100年に1回の変革期を迎えています。車への半導体の応用は、1960年代の整流器用ダイオードの採用から始まり、1970年代の排ガス規制への対応のための電子制御エンジンの普及により多くの半導体デバイスが採用されるようになりました。当初の車載半導体は、信頼性、市場実績を重視し、最先端から数世代遅れた素子が採用されていましたが、近年の自動運転に代表される半導体デバイスの仕様に答えるために最先端デバイスの採用が要求されるようになってきています。また、自動車はステータスを示すだけの財産から、運転や出会いの喜びをもたらし、社会システムの新しい世界への扉を開くモビリティツールとして見なされるようになりつつあります。講演では、これまでの車載半導体の歴史と今後の展望、課題についてお話したいと思っています。