2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.4 薄膜新材料

[13a-D221-1~12] 6.4 薄膜新材料

2020年3月13日(金) 09:00 〜 12:15 D221 (11-221)

土屋 哲男(産総研)、西川 博昭(近畿大)

10:00 〜 10:15

[13a-D221-5] EDTA金属錯体を原料としたNi膜の合成と基礎特性

〇(M2)郭 振宇1、中村 淳2,1、小松 啓志1、齋藤 秀俊1 (1.長岡技術科学大学、2.中部キレスト)

キーワード:EDTA金属錯体、Ni膜

近年は携帯電話や無線LANなど,日常生活において様々な場面で電磁波が利用されており,情報漏洩のハード側からの問題解決が求められている。電磁波を遮蔽したい建物を構成するモルタルやコンクリートに電磁波遮蔽性コーティングすれば,コンクリート構造体のみで電磁波の制御も可能となる。本研究室では過去にNi2+をキレートしたエチレンジアミン四酢酸(EDTA : Ethylene Diamine Tetraacetic Acid)金属錯体水溶液を出発原料とし、ステンレス鋼SUS304基板上へ塗布・乾燥後,酸水素炎により塗布・乾燥した面を強熱することでNiコーティングを合成した。本研究ではNi2+をキレートしたEDTA金属錯体水溶液を原料とした,Ni膜によるモルタル硬化体表面コーティングを試みる。