2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.9 化合物太陽電池

[13p-A202-1~17] 13.9 化合物太陽電池

2020年3月13日(金) 13:30 〜 18:00 A202 (6-202)

渡辺 健太郎(東大)

17:00 〜 17:15

[13p-A202-14] 熱回収型太陽電池における非輻射再結合とバンドギャップ縮小の影響

上出 健仁1、望月 敏光1、秋山 英文2,3、高遠 秀尚1 (1.産総研、2.東大物性研、3.OPERANDO-OIL)

キーワード:太陽電池、熱回収型太陽電池、SQ限界

理論限界効率(SQ限界)にほぼ到達した結晶シリコン太陽電池 (26.7% カネカ)のさらなる高効率化を可能とする新コンセプトとして、我々は吸収体が電極より高温化することにより高い変換効率が得られる熱回収型太陽電池(熱回収型)を提案した。これまで原理的に避けられない光キャリアの輻射再結合のみを損失要因として考慮した理想モデルによりそのデバイス特性を明らかにしてきた。今回、現実デバイスにおいて損失要因となる非輻射再結合(主にSRH機構)や、通常の太陽電池では電流を増加させ電圧を低下させるバンドギャップ縮小効果を取り入れたより現実的なモデルを用いて、それらがデバイス特性へ与える影響を数値的に評価した。