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[13p-A205-2] プラズマ照射による新規レドックスシグナル形成とその生理学的効果
キーワード:活性イオウ分子種、ミトコンドリア、恒常性維持
低温プラズマ照射が医学・農学に貢献しうるユニークな生物学的効果をもらたすことが明らかにされ、最近注目を集めている。我々は、低温大気圧プラズマを細胞培養液に照射することで、サルフェン硫黄(sulfane sulfur)を有する活性イオウ分子種(Reactive Sulfur Species; RSS)が生成されること、RSSが低酸素/再酸素化ストレスによるミトコンドリア機能低下を抑制することを新たに見出した。本シンポジウムでは、低温プラズマ照射がRSSを生成する機序と、RSSがどのようにミトコンドリア機能維持に貢献しうるメカニズムについて議論したい。