[13p-PA7-1~12] 3.11 フォトニック構造・現象

[13p-PA7-8] フォトニック結晶レーザーの150W級自励パルス発振動作に向けたデバイス設計

〇(M1)前田 純也¹、森田 遼平¹、井上 卓也¹、野田 進¹ (1.京大院工)

キーワード：フォトニック結晶レーザー

フォトニック結晶レーザー(PCSEL)は、2次元フォトニック結晶のバンド端共振作用を用いた面発光型の半導体レーザーである．我々は，PCSELの短パルス・高ピーク出力動作の実現に向けて，利得領域内部に円環可飽和吸収領域を配置した受動Qスイッチングにより，直径400 のデバイスにおいて，パルス幅30 ps程度，ピーク出力20 Wを超える自励パルス発振を実証している．今回は，さらなるピーク出力の向上に向けて，発振面積の拡大とそれに合わせたフォトニック結晶形状・電極形状の設計を行い，パルス幅 50 ps未満，ピーク出力150 W級の自励パルス発振が得られる構造の設計を行ったので報告する．