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[14a-B407-10] 0.78-0.95 THz帯SISミキサの性能劣化
キーワード:SISミキサ、テラヘルツ、Nb接合
国立天文台は、南米チリに建設したALMA望遠鏡に搭載されたミリ波、サブミリ波ヘテロダイン受信機のうち、バンド4、バンド8、バンド10の受信機開発および製造を担当した。スペアを含めて各バンドの製造台数は73台である。これらはALMAの全アンテナ66台に搭載され、科学的成果を生み出し始めている。しかし、この間、バンド10受信機において、いくつかの不具合報告があり、そのうち主なものはSISミキサの性能劣化である。今回、その原因究明に向けた検討を報告する。