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[14a-B415-5] ランダムフォトニック結晶を用いた高性能分光器
キーワード:フォトニック結晶、分光器
光学素子における製造誤差の影響は,素子の緻密化が進む昨今の課題である.フォトニック結晶導波路の場合,製造誤差の影響は光局在となって表れ,理想の透過特性を失う要因となる.本研究では,逆転の発想で,局在を用いることによってフォトニック結晶分光器の分解能を向上させることに成功した.チャープ構造のフォトニック結晶導波路分光器の分解能は1.5nmに制限されるが,局在を用いると0.2nmまで向上できた.