2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[14a-PB6-1~17] 12.2 評価・基礎物性

2020年3月14日(土) 09:30 〜 11:30 PB6 (第1体育館)

09:30 〜 11:30

[14a-PB6-6] 時間分解光電子顕微鏡によるTADF単一膜の励起子ダイナミクスの直接計測

〇(M1)深見 優介1、岩澤 柾人1、佐々木 正洋1、福本 恵紀2、山田 洋一1 (1.筑波大数理、2.KEK)

キーワード:TADF、時間分解光電子分光、励起子ダイナミクス

近年、熱活性化遅延蛍光(TADF)分子の単一膜を発光層に用いた素子が報告され、更なる発光効率向上に向け、TADF単一膜の分子配向制御や励起子物性の解明が求められている。本研究では、分子配向制御可能なTADF分子4CzIPNの単一膜を用い、その励起子ダイナミクスの解明を目的とした時間分解光電子分光計測を行った。その結果、我々は励起子ダイナミクスの直接計測に成功し、瞬時蛍光と遅延蛍光に対応する励起子の放射失活を観察することができた。