2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

17 ナノカーボン » 17.3 層状物質

[14p-A404-10~19] 17.3 層状物質

2020年3月14日(土) 16:30 〜 19:00 A404 (6-404)

森山 悟士(物材機構)

17:15 〜 17:30

[14p-A404-13] 2次元磁性体Cr2Ge2Te6界面の誘起する強磁性転移温度上昇

井土 宏1,2、Llacsahuanga Allcca Andres E2、Pan Xing-chen1、谷垣 勝巳1、Chen Yong P1,2,3,4 (1.東北大AIMR、2.Purdue大量科工研・天物、3.東北大CSIS、4.Purdue大電コナノ研)

キーワード:2次元物質、強磁性、ファンデルワールス物質

2次元物質はその高い結晶性と多彩な現象の発現する舞台として近年精力的に研究されている。特に最近、従来原理的に存在しないとされていた2次元性の強い磁性がCr2Ge2Te6やCrI3等で報告され注目が高まっている。一方、2次元磁性体の典型的な強磁性転移温度は、30Kから60K程度であり、その上昇が待望されている。本研究では2次元磁性体Cr2Ge2Te6とNiOのヘテロ界面を用いる事で強磁性転移温度を約2倍の120 Kまで上昇できる事が分かったので報告する。