2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

15 結晶工学 » 15.1 バルク結晶成長

[14p-PB9-1~2] 15.1 バルク結晶成長

2020年3月14日(土) 16:00 〜 18:00 PB9 (第1体育館)

16:00 〜 18:00

[14p-PB9-2] 新規坩堝により形状制御性を向上させたチューブ型形状シンチレータ結晶の育成と評価

小瀧 淳1、吉野 将生1、横田 有為2、山路 晃広1、豊田 智史2、佐藤 浩樹2、大橋 雄二2、黒澤 俊介2、鎌田 圭2,3、吉川 彰1,2,3 (1.東北大学金研、2.東北大 NICHe、3.C&A)

キーワード:シンチレータ

核医学イメージング分野において、複数の放射性核種を同時定量撮像するためには、検出器が高解像度と高検出効率を両立することが求められる。従来手法である高エネルギー用コリメータSPECTは、鉛製のコリメータを用いることで高解像度を達成している一方で、検出効率が低いといった課題がある。そこで我々は、従来の鉛コリメータをシンチレータに置き換えることで、ガンマ線がコリメータで散乱・吸収されるイベントの検出が可能となり、SPECT装置の高検出効率化を実現できると考えた。この手法において、コリメータに使用するシンチレータ結晶は穴あき構造とする必要がある。本研究では、新規形状制御用坩堝を使用しチューブ型形状シンチレータ結晶の育成を試み、形状制御が達成される育成条件の解明および育成した結晶について材料評価およびシンチレーション特性評価を行った。