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[15a-D215-11] InGaN半導体フォトカソードにおける量子効率のInGaN膜厚依存性
キーワード:負性電子親和力、フォトカソード、電子ビーム
本研究ではInGaN膜厚に対するInGaNフォトカソードの量子効率(QE)の依存性が明らかにされた。膜厚70, 100, 240 nmを有する3つのサンプルを作製した。励起光をサンプルの表裏(Front, Back)から照射しそれぞれのQEを測定した。膜厚70, 100, 240 nmの裏面照射におけるQEは、それぞれ7.5, 9.8, 0.9%であった。膜厚240nmのQEが他に比べて低い値を示したのは、InGaN膜厚の増加により格子が緩和されることで欠陥が増大し、励起された電子の拡散長が短くなったためと考えられる。