2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[15p-A408-1~11] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2020年3月15日(日) 13:15 〜 16:30 A408 (6-408)

山雄 健史(京都工繊大)、松井 淳(山形大)、浅川 直紀(群馬大)

14:45 〜 15:00

[15p-A408-6] 光共振器中のBSB-Cz誘導体における励起子ポラリトン状態の観測

石井 智大1,2、儘田 正史1,2、Bencheikh Fatima1,4、宮田 潔志5、恩田 健5、安達 千波矢1,2,3 (1.九大・OPERA、2.JST ERATO、3.WPI-I2CNER、4.Koala Tech Inc、5.九大・理学部)

キーワード:ポラリトン、有機物、光共振器

光共振器中の共振モードと有機分子の励起状態が強結合した励起子ポラリトンは室温でBose-Einstein凝縮(BEC)相へ転移する。このBECの閾値はポラリトンの緩和過程と密接に関係していると考えられているが、具体的にどの物理パラメータが緩和効率に直接的に影響しているかは未解明である。本研究では、ポラリトンの緩和過程の解明を目的として、BSB-Cz誘導体に着眼し、そのポラリトン特性の評価を行った。当日は実験結果の詳細に関して議論する。