[15p-B309-1~9] 3.4 生体・医用光学

[15p-B309-6] 生体組織のレーザー誘起音発生時間

〇橋新 裕一¹、佐野 秀¹ (1.近大理工)

キーワード：レーザー、光音響波、生体組織

レーザー打診法の実用化を目指している。本法は被照射物の表面近傍で発生した音響波を対象としており，その特性解析から被照射物の情報を取得する方法である。被照射物としては主に生体組織を扱っている。これまでに，生体組織の種類（軟組織，硬組織），含水率，状態（凝固，炭化），奥行き組織の識別などが可能であることを明らかにしてきた。今回はレーザーを照射してから音響波が発生するまでの時間と，音響波が発生している時間に注目して，解析を行った。レーザー波長や生体組織の違いによって，これらの時間に違いがあることを見出した。