2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.7 医用工学・バイオチップ

[10a-S402-1~13] 12.7 医用工学・バイオチップ

2021年9月10日(金) 09:00 〜 12:30 S402 (口頭)

高橋 一浩(豊橋技科大)、徳田 崇(東工大)、横式 康史(東工大)

12:00 〜 12:15

[10a-S402-12] マイクロパターン培養神経回路に対する光摂動系の構築

竹室 汰貴1,2、山本 英明1、脇村 桂1,2、住 拓磨1,2、金野 智浩3、佐藤 茂雄1、Jordi Soriano4、平野 愛弓1,2,5 (1.東北大通研、2.東北大院医工、3.東北大院薬、4.バルセロナ大、5.東北大AIMR)

キーワード:マイクロパターン培養神経回路、光摂動系

哺乳類の脳において,知覚情報処理は大脳皮質で担われている.感覚器からの信号の多くは視床と呼ばれる皮質下領域を介して大脳皮質に入力されるが,近年の大脳生理学の研究により,感覚器からの入力が無い状態でも,視床から大脳皮質に対して相関の低い信号が送られていることが示された(Lampl et al., Nature Commun. 2016).しかし,このバックグラウンド的入力の機能的な役割は明らかになっていない.そこで本研究では,回路の性状が厳密に規定されたマイクロパターン神経回路に対する光摂動系を構築し,時空間的に無相関な入力信号が神経回路の活動パターンに及ぼす影響を解析したので,その結果を報告する.