2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 最先端バイオミメティクスが生み出す超高機能フロンティア〜知覚−情報処理−行動から発電まで〜

[10p-N105-1~6] 最先端バイオミメティクスが生み出す超高機能フロンティア〜知覚−情報処理−行動から発電まで〜

2021年9月10日(金) 13:30 〜 17:15 N105 (口頭)

神吉 輝夫(阪大)、矢嶋 赳彬(九大)

16:20 〜 17:10

[10p-N105-5] 生体ナノポアの識別機能を超える

谷口 正輝1 (1.阪大産研)

キーワード:ナノポア、人工知能、ウイルス

培養された4種のコロナウイルスの識別や、唾液の臨床検体における新型コロナウイルスの陽性・陰性判定が、AIナノポアにより実証された。新型コロナウイルスの診断では、5分間の計測で、感度90%、特異度96%を達成した。さらに、ナノポアの直径をターゲット物質に最適化し、ターゲット物質のイオン電流―時間波形を学習することで、ウイルスだけなく、ポリマーナノ粒子や細菌などを識別するAIナノポアを作ることが可能である。