2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 福島第1原発廃炉と福島復興 -応用物理学会の会員として,私たちに何ができるか-

[10p-N301-1~8] 福島第1原発廃炉と福島復興 -応用物理学会の会員として,私たちに何ができるか-

2021年9月10日(金) 13:15 〜 16:15 N301 (口頭)

今泉 充(JAXA)、佐藤 真一郎(量研)

15:15 〜 15:45

[10p-N301-6] 化合物太陽電池を用いた過酷放射線環境下線量計デバイスの開発

奥野 泰希1 (1.東北大学)

キーワード:太陽電池型線量計、化合物半導体

福島第一原子力発電所の廃炉を効率的に進めるため、ロボットに搭載可能な小型・軽量・省電力の線量計が求められており、原子炉格納容器内の放射線源および線量率評価により、作業者の安全性の向上および、廃炉用機器の耐放射線性の設計を行う必要がある。我々は、1F中における線量率分布を明らかにするため、高放射線耐性の太陽電池素子を用いた太陽電池型放射線線量計の開発を進めてきた。本報告では、これまでに解明してきた太陽電池型線量計の特性を報告し、1F廃炉推進の可能性について議論する。