[11a-N106-1~10] 3.8 光計測技術・機器

[11a-N106-1] 2種類の太陽光誘起蛍光による光合成測定

〇栗山 健二¹、久世 宏明²、王 権¹、村松 加奈子³、本間 香貴⁴、田中 佑⁵、白岩 立彦⁵ (1.静岡大、2.千葉大CEReS、3.奈良女子大、4.東北大農、5.京大農)

キーワード：太陽誘起蛍光、クロロフィルa蛍光、光合成測定

太陽光誘起蛍光（SIF）による光合成測定システムを開発した。SIFには、光合成反応で放出されるクロロフィルA(Chla)蛍光と光合成に使用されない余剰エネルギーとして放出される蛍光の２種類がある。光合成有効放射（PAR）が550μmolm^-2s^-1位までは750nmにピークのあるChla蛍光が検出される。PARが1400μmolm^-2s^-1を超えると750nmにピークのあるChla蛍光は観測されず、780nmにピークのあるSIFが検出される。