2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.2 評価・基礎物性

[12p-N302-1~17] 12.2 評価・基礎物性

2021年9月12日(日) 13:30 〜 18:15 N302 (口頭)

山田 洋一(筑波大)、櫻井 岳暁(筑波大)、早川 竜馬(物材機構)

16:45 〜 17:00

[12p-N302-12] ペプチド結晶における分岐した水素結合の原子間距離と伸縮振動周波数の関係

茂田井 和紀1、大津 博義2、河野 正規2、秋澤 和輝3、奥脇 弘次3、望月 祐志3,4、早水 裕平1 (1.東工大院工、2.東工大院理、3.立教大院理、4.東大生)

キーワード:ペプチド、X線構造解析、ラマン分光

水素結合はタンパク等の生体分子の構造形成に重要な相互作用であり、理解が重要となる。特に横軸に伸縮振動の周波数、縦軸に水素結合距離をプロットしたものはNakamoto ダイアグラムと呼ばれる。これまでの研究で、テトラペプチドのFEFEの伸縮振動がプロットから外れた挙動を示す事が分かってきた。この理由を調査するため、本研究ではフラグメント分子軌道法(FMO)計算を用いて、その分子間相互作用を計算した。