[12p-N302-1~17] 12.2 評価・基礎物性

[12p-N302-6] 有機半導体のHOMO/LUMO準位バンド幅の温度依存測定によるスモールポーラロン形成の実証

〇(M1)山田 陽太¹、Syed Abdulah Bin Syed Ab Raman¹、佐藤 晴輝¹、石井 宏幸²、吉田 弘幸^3,4 (1.千葉大院融合、2.筑波大数理物質系、3.千葉大院工、4.千葉大学分子キ)

キーワード：有機半導体、ポーラロン、低エネルギー逆光電子分光

有機半導体では、電荷とフォノン（分子内・分子間振動）は強く結合し、伝導機構に大きく影響する。これまで理論研究では、分子内振動の振動周期は分子上の電荷の滞在時間に比べて短いため、電荷と分子内振動が結合したスモールポーラロンは形成されないと考えられてきた。本研究では、HOMOと最低空軌道（LUMO）のバンド幅の温度依存を比較することで、スモールポーラロン形成を実証する。