2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.9 テラヘルツ全般

[13a-N105-1~11] 3.9 テラヘルツ全般

2021年9月13日(月) 09:00 〜 12:00 N105 (口頭)

瀧田 佑馬(理研)

09:45 〜 10:00

[13a-N105-4] Circular SARを用いたテラヘルツレーダー画像の高分解能化

工藤 美実1、田中 稔久1、瀧川 雄一1 (1.(株)ニコン)

キーワード:テラヘルツ、合成開口レーダー

従来のSARでは1軸をFrequency modulated-continuous wave (FMCW) 技術,それに直交した軸は直線スキャンによる合成開口技術を利用して2次元高分解能画像を取得する.FMCW方向の空間分解能は光速と周波数変調幅で律速されるため,中心周波数が0.3 THzの場合,数mmが限界となる.一方で,一般的な非破壊検査の対象となる欠陥や異物はmmオーダー以下であることから,検査装置には数100 um以下の空間分解能が要求される.本研究では円形スキャンを行うCircular SAR (CSAR) を用いて高分解能化を検討し実証実験を行った.