2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[13a-N406-1~8] 9.5 新機能材料・新物性

2021年9月13日(月) 09:30 〜 11:30 N406 (口頭)

河底 秀幸(東北大)

11:00 〜 11:15

[13a-N406-7] 巨大な熱膨張係数を示すアモルファスCe-Mn合金に対するY置換効果

〇(M2)堤 大樹1、雨海 有佑1,2、桃野 直樹1,2、高野 英明1 (1.室蘭工大院、2.希土類材料研究センター)

キーワード:アモルファス合金、熱膨張係数、Ce-Mn

アモルファス(a-)Ce-Mn合金は熱膨張係数αの室温付近の値が通常金属と比較して大きく、低温のαも格子振動の影響とは異なる温度依存がある。本研究では、Ceと同じ希土類で4f電子を持たないYで置換したa-CexY20-xMn80合金の比熱と熱膨張の温度依存性を測定した。熱膨張測定では5-300 Kの温度範囲でY濃度の増加とともに全体的にαの値は減少した。講演では、比熱と熱膨張測定の結果を比較し、さらに磁場中での比熱と熱膨張測定の結果を紹介する。