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[22a-P02-2] NV中心ダイヤモンドにおける電子配置とNV構造の関係
キーワード:NV中心ダイヤモンド、スピン磁気モーメント、電子配置
本研究では、局所密度近似に基づくFLAPW法を用いて、単一のスピンを持つダイヤモンド中の格子欠陥である窒素-空孔(Nitrogen-Vacancy; NV)中心の各原子サイトの電子配置を変化させることで、量子スピン準位の変調の可能性を理論的観点から述べた。N原子とVサイトを遠ざけた電子状態計算ではスピン磁気モーメントが3μBとなり、最近接の場合と比較して大きな値を持った。本発表ではその他電子配置を変化させたときの結果についての詳細を述べる。