[22p-P08-1~10] 12.6 ナノバイオテクノロジー

[22p-P08-9] 準弾性レーザー散乱法による脂質膜とタンパク質分子の相互作用の研究

〇(M2C)上原 幸祈¹、池添 泰弘¹ (1.日工大)

キーワード：準弾性レーザー散乱法、リン脂質、フェリチン

本研究では、細胞膜の主成分であるリン脂質の膜を水面に作り、水中に存在するタンパク質分子がリン脂質膜と相互作用する時の表面張力や粘度の変化を、準弾性レーザー散乱法によって調べた。その結果、PIPES溶液上のリン脂質単分子膜にタンパク質分子（フェリチン）が吸着し表面張力が低下する様子が観測された。今後は、実験条件を変えて、タンパク質分子とリン脂質単分子膜との相互作用やエンドサイトーシスとの関連性を明らかにしていく。