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[16a-Z08-6] 8-12 µm帯における広帯域中赤外分光システム
キーワード:分光、光周波数コム、中赤外
中赤外領域には分子振動に由来する吸収線が存在し、呼気診断などの応用に向けて、様々な分光法について研究が行われている。我々は超高次分散素子と2次元アレイ型ディテクタによる3-5 µm帯の中赤外分光システムの構築を行ってきた。一方で8-12 µm帯には、芳香族化合物といった重い分子の広い線幅を持つ吸収線や分子固有の複雑な吸収スペクトルが存在する。本研究では、広帯域な分光に向けて8-12 µm帯における中赤外分光系の構築を行った。